POEMS DE TEX.

稲毛でライブやりました
来てくれた人達、呼んでくれたランブレッタ、タイバンの人達ありがとうございました。

ロックンロールのロールしなかった、その一言でした昨日のテキサス。

チキンマスターズかっこよかった
ロックンロールしてた。

あーちきしょう、うまくいかねえなあ

あ、雨が降ってきた。移動しよう。いつまでもこんなとこいられるか。目指すは洗足だ。洗足、初めて行く町だぜ。そこでテキサスを待ち受けてんのはなんなのか、床か？扉か？家具か？それとも未知なるなにかか？なんでもきやがれ、直しちまうぜ、表面場のキズは、スパっと直してやる。表面上のキズはテキサスが取り繕ってやる。ワックス・コー・ボルトで直してやる。ワックス・コー・ボルトでもってこすりつけてやる。いつでも何度でもこすりつけてやる。何度も何度も、こすりつけてやる、君の顔うかべながら、何度も何度も納戸もこすりつけてやるぜ

リペアラーズ登場人物紹介 その4
テキサス(せきちゃん)
こすりつけ専門

ハッ！卒業しちまえちくしょう！テキサスのもとから巣立っていってしまえ、思えばこのテキサス、良き保護者であり理解者であった。しかし人はみな、目指すところがあるかんなあ。しかしテキサスはここにいるぞ、あと2時間、池上駅前のマクドナルドにいるぞ！そして雨が降るのを待っている。雨はまだかい。卒業しちまえ、そして新しい生活をはじめて恋でもなんでもすりゃあいいじゃねえかヤング・ボーイズ&ガールズ。

君はなんで僕についてきてくれたんだ?

雨宿りがしたかったから。それに春の雨は、雪溶けの雨ってこと、わかったから！

…サチコはおかしなこというなあ

テキサスは思い出さずにはいられない。先日のツーマンギグの日にエルカホン見てはしゃいでたら財布をぶちまけちまった時のことを。またしてもテキサスは財布の中身をぶちまけちまった！おいその小銭は俺んだ！国民保険証はおれんだ！その2000円札は俺んだ！その領収書は俺んだ！その……あ、拾ってくれんの？みんな、拾ってくれんの？スゲーありがとう！

ライブおわってひとっ所に集められた俺の財布の中身達、全部ある？全部あるかって？！あるぜ！元々なにがはいってたかなんてわかりゃしねえ、そんなもん誰がわかるっつーんだ。そしてテキサスの財布の中身達もひとつづつテキサスから巣立っていっちまうんだ。もう止めようったって手だてがねえぜ。だけどなあ中身のなんかが欠けても、失うもんなんてなにひとつありゃしねえぜ。テキサスの財布は満開にして、全部あるぜ！

霊能エハラ、エセじゃん、だって太ってるじゃん！テキサスはそう、断じずにはいられない

栃東、綱とっちまえ！テキサスは応援せずにはいられない

ちくちょう 寒かったじゃねえかテキサスの熊谷！昼すぎくらいは調子よかったんだけどな。みるみる寒くなっていきやがってちくしょうサチコとコウイチって誰だよ。テキサス毎日毎日違う現場で仕事しててさ肉労歴もながいから、毎日のテキサス=人間=精神=脳の状態の善し悪しを左右する重要なエレメントゥに天気や気候がどっちに転んでるかっつーのがあるよそんでさあはっきし言ってイヤこのサイだからはっきり言わしてもらうぜ、テキサス春が大好きだぜ。なにより春だ。なにはなくとも春だ。昔は秋が好きとかオシャレなこと言ってたけど今は春だな。秋も好きだけどなあ、うーん、秋いいなあ。でも春かなあ、月曜は仕事じゃなかったんだが御茶ノ水駅すぐそばの聖橋を渡ったときに、神田川の岸部に梅が咲いてるの見て、おっ、梅がサイテルネと、こころが安らぎ、脳α波が活発に振れ出した。そして聖橋はいい橋だ。明日からまた気温が上がるって気象庁=省庁=国家機関=ぜいきん=俺達の労働の結果がそう言ってるから、そこんとこよろしくお願いします。あー、あったかくなんねえかなあ！こんなに春を待望すんのは生まれて初めてだよ。こんなんで桜が咲いた日にはテキサス嬉しさのあまりぶったおれちまうんじゃねえのかな。花見やろうぜ花見。あ、いいよいいよ、昼休みに桜が咲いてる公園でも見つけてひとりでやるからいいよ。ふてくされたのは冬のせいだ。おやすみ

ヤベー、ヤベーぜ、ちょういい天気、俺の天気はいい天気、俺の熊谷いい天気、埼玉の熊谷最高だ！ハハハ！おい、サチコ、10年前の今日の日もこんな具合にいい天気だったよな、そういえばあの時、君はなんで僕についてきてくれたんだ？

春の陽射しと匂いがとても柔らかだったから。それとわたしの手を引いたあなたは強引で痛いくらいだったけど、足取りが優しかったから！

あれからもう10年か、はやいなあ

いろいろあったよね

ああ、いろいろあったな

これから先もきっといろいろあるんだろうね
ああ、いろいろあるんだろうな

おめでとう！
おめでとう！

卒業卒業おめでとうおめでとう！

ありがとう！
ありがとう！

そして、ふたりはディーゼルエンジンのけたたましい音を響かせながら海底へと帰っていった

テキサスはふとおもいださずにはいられない。卒業式の当日、眼前に立ち塞がる未来、茫漠たる不安と恐怖と希望と緊張に耐え切れず、朝、起きぬけにゲボはいた

そして今、その未来にテキサスはいるぜ
学生が終わってから7、8年経つとおもうが蓋をあけてみりゃあテキサスは太陽ロードを歩く者だったんで安心したぜ。昔からきっと歩いてたんだろうな

テキサスの道は太陽ロード、見渡す限り一点の曇りもないぜ。まるでモンブランの上にのっかってる栗みたいにテッカテカだ。さよなら！サチコとコウイチ！テキサスは海には行かないぜ！元気でな。

卒業おめでとう！