POEMS DE TEX.

東松戸に来ています

前に来た時は駅近くのマクドナルドで飯くったんだけど、そんときたしかテキサスはとなりのテーブルの会話が気になったんだ。すなわちそれは親中派とそうでない人たちと、それを操る公明党の話を過激にあたまごなしに一方がもう一方に弁じていたふたり組の女のテーブルと、あと関係ないところでパンチラ女子高生をテキサスは気になっていたんだ。

そのことむかしのポエムスに書いた記憶があったから見てみたらたしかにそうだった。もう2年前の話だった。
相変わらず東松戸の駅は立派でなんとなくマンション増えてるけどスゲー更地で、すごく更ってる更ってる。サラッサラ。
なんだかここは、どこでも座っていいみたいな感じだからテキサスそのへんに座って今、休憩してるぜ

空がひろいなあ！

どこでも座っていい感じと言えば
ザ・トランペッターズのショウがまさにそんな感じですが、またライブが近づいてきました

3.21(Fry)
小岩eM7
ダットサントラック presents
【ダットラ集会2008】
・ダットサントラック
・トランペッターズ
・ジェブキンズ
・外丸兼次 & スパイキーポップ
・past and present

ザ・トランペッターズの出番は2番目！7時40分予定です
あ、ああ！テキサスは20代最後のライブだ。サヨナラ〜
サヨナラ〜

セ〜イ〜シュ〜ン〜

みんなそのへんに座ってみてくれやあ

よろしくです

テキサスの道は太陽ロード
太陽サンサン、空には一点の曇りも無く
まるでモンブランの上に乗っかってる栗のようにテッカテカだぜ

…っちゅーてな、テキサスは昔から言うてんねやんか。
太陽ロードやでえ。
沈まんのやでえ。
せやからテッカテカやでえ

亀戸サン・ストリートみたいなもんやんか
サン・ストリートかてテッカテカや

大道芸人もおるんやで
サン・ストリートやけお天道さんもよう出とるわ

キミ、なんかあったんかいな
ほんならまたサンストリートつれてったるわ

ほんで、タコボンこうたるわ

太陽ロードのテキサスが言うてるんやでえ

おい、なにをボヤボヤしてるんだ？表現者だったら今だろ？まさに今、なんか奏でたり書いたり描いたり暴れたりなんかしたりしろよ。やんなきゃゼロだぜ？あとになって落ち着いた時にシレシレッとなんかやられてもそんなもんはつまんねーし、なにせ信用ならねえ。
お前はもう大人だろう？
ひとりでさっさとやれよ。
前に進んでる姿を、俺に見せてみやがれ

あ、俺？俺か？あ、テキサスは相変わらずジェラス・ガイのあの部分、口笛のあの１番高い音が出ねえから練習してるよ。あと昨日はザ・トランペッターズのスタジオでした
ザ・トランペッターズの話をしますが、トランペッターズはライブ毎に前回までやってた曲をあんまやりたがらないクセがるんだ。
二度目は、ねえぜ。みたいな。
毎回新曲作ってる。で、毎回カバー曲を用意するんだがこれも二度とやらない。
だから昨日は前回の浅草が終わったあとで、初めて入った次のライブにむけてのスタジオだったんだが、じゃあ三人が集まって今回はなにやるかってなって新曲作る作業に入ったんだが、いよいよ、オン・ザ・キーボード・ノーシー・デンゴールがトランペッターズにおける大黒柱的存在感を前面に押し出しはじめ、音楽的イニシアチブを掌握したみたいだぜ。
とゆうのもオン・ザ・トランペット・マティーとテキサスは
「そろそろ、俺らも恋の歌がほしいなあ」
「そうだよなあ、メンバー全員30オーバーになるまえになあ。」
とかっつってスタジオでポワポワして具体的にはなにもしてない中、ノーシーはトランペッターズを前に進めるべく具体的でオドロキの案を出して来た

彼女はテキサスたちに聞いてきた。
「じゃあさあ、5から9の中でどの数字が好き？」
そこでテキサスは7だと即答した。
マティーも続いて5と答えた。

そしたらオモムロにノーシーは立ち上がりスタジオに備え付けのホワイト・ボードに横線を上下に二本引っ張り、向かって線の左端に5と7と記した。
「じゃあ5拍と7拍で好きな手拍子を叩いてみよう！」
って言い出したものだから、テキサスはわけもわからずオーケーと言った。
「タンタンタンタンタンで5拍で、じゃあ最初の拍は打つ？」
「よし、じゃあ打とう」
「じゃあ2拍目は？」
「じゃ、じゃあタタンで」
「3拍目はじゃあ、休符にしようか」
「そ、そうだね」
とかっつってノーシーはどんどんその手拍子ってやつを譜面に起こしはじめた。そしたら飲み込みの早いマティーは
「いや！そこはタッ、ターンじゃね？」
みたいにリクエストしたりしていくうちに
5拍と7拍のリズムをそれぞれ2パターンずつつくって繋いだり繋がなかったりして手拍子の、えー、手拍子のなんだアレ？えー、あー、手拍子の、なんか手拍子のヤツが出来上がった。

ヤッタぜ！手拍子のヤツが出来上がった！ふ〜、よかった〜
そうして昨日はそこから手拍子のヤツを永遠とやってたぜ

さあ、この手拍子のヤツ、次のトランペッターズ・ライブには披露できるでしょうか。次は3月21日、小岩eM7でダットサン・トラックのイベントに出ます。

そんでなにげに次のライブも続々と決まったり、決まらなかったりしています。

決まってんのは4月5日でやっぱり小岩でアキランブルとシゲルンバのイベントに出ます。エルカホン、ワルアパ、ランブレッタ、リトル・スワン・ダイブとかとやります。なんだかヒサビサ、往年の小岩のお楽しみ大爆発 みたいなメンツで俺達も興奮してるよ！

あと、アアアアとアト、トトトトトランペッターズは6月14日に、ムムムムムスタングジャークスのププペププレイボーイナイトに、ナナナナなんと出演します！やったぜ、嬉しいなあ。
いやあ、まさかトランペッターズで出るとはなあ。まさかなあ。なんでだろうなあ。なんでなんだろうなあ？
ノーシー・デンゴールは私はプレイボーイではないがいいのでしょうかと言い、そのことプラスなにかしらのなにかに凄く怯えていたが、そんなのテキサスとマティーだってプレイボーイじゃねえから大丈夫だ！

プレイボーイナイトはもうちょい先の6月14日に紅布！

あと、ライブは浅草が決まるのか決まらないのか、高円寺が決まるか決まらないのかって感じですが、こんな感じでワオワオやってくんでよろしくです

んじゃ今日はテキサス、ドクター行ってくっかなあ

・・・キャリー・バッグはタイヤが光るから夜道のテキサスはまるで、まるで、蛍の一種です。

都会を離れ、郊外の、それも田んぼだとか畑だとか山だとか林だとかが景色の大半を占めるようなところにキャリー・バッグを転がして仕事に行きまして、日も暮れる頃まで作業が終わりませんと、帰る頃にはもう辺りは真っ暗になるのです。鉄道の駅舎までは余りにも遠く、わたしは困り果てることとなります。
知らない土地で辺りは暗くなり、方角もわからず目印になるような建物も見えず、わずかに点在する街灯の明かりを頼りに、わたしは途方に暮れながらも地図を拡げるのです。
わたしが暮らす街よりも空は広く、近く、冬の空は星だってたくさん見せるのです。

激しい苛立ちと寂しさを抱え、わたしはタイヤの光るライトニン・キャリー・バッグ転がしながら歩きだすのです。
遠く遠く、無数のちいさなの明かりの行列が、右へ左に流れるところを目指し進むのです。

か細いわたしの明かりはコロコロと、ゆっくりと、激しく流れる光の列に向かって進んでいるのです。ゆっくりと。

わたしは群れからはぐれた蛍のようだ

普段わたしが暮らす、喧騒の街とは違いここでは我の息遣いと、足音、それと光っているタイヤが回転して土を蹴る音しか聞こえません。

ザッザッザッ。
ガラララ。

車が行き交う大通りに出なくては。
大通りにでなくては。

ザッザッザッ。
ガラララ。

そうして無数の車のライトは、やがて、わたしのか細い光りを飲み込み静寂は破られるのです

静寂は破られたのでした

わたしはわたしの住む街へと戻り、
遠くて狭い空の下の家路を歩くのです。

反対側からこちらにくる帰路を急ぐ人びと。酔っ払いのサラリーマン。カラオケに興じようとする学生達。呼び込みの外国人、ありとあらゆる人々。

それらを縫ってわたしは家へ帰るのです。タイヤの光る、ライトニン・キャリー・バッグを転がして。

雑踏に塗れてわたしの足音は聞こえません

もうタイヤの転がる音も聞こえないのです
空の星は瞬きを止め、タイヤの明かりは街の明かりでぼやけるのです

わたしは、家にかえるのです

あっ、いやあチキンマスターズ、ワンマン・ライブ、レコハツおめでとうございました。ツアーも頑張ってね。楽しかったなあ
あと最近、町田SDRとかでも聞いたけどヘルター・スケルターをライブハウスのでかい音で聞くとバカかっこいいなあ

それはそうと、なんかザ・チキンマスターズ・オン・ザ・ベース小池さんがおもしろかったんだけど、当日の昼間にスタジオ行ってテキサスは渡部と馬場君と練習したんだけど、その練習の前にチキンも練習してて、テキサスがスタジオついたらロビーのとこで小池さんがイスに座ってうなだれてたんだ。辛そうに。
あの人、ヘルニアでちょっと前まで立てなかったぐらいだから当日になってそれが悪化したのかと思って
「どうしたの？」
って聞いたら、辛そうなカオして風邪ひいちゃってヤバイっつってた。

それ聞いてテキサスはほかのふたりが待つスタジオに入ってって、ふたりに言ったよね
「だいじょぶかよ」って。

そんで練習も終わって、スタジオの外で馬場くんがまわしてくるチキン・カーを待ってる時、テキサスは一応気を使って
「俺もまあ、アレしてきたけど、本番でなんか急に小池さんの体調がよくなって休憩無しにドカンと行けそうだったら、もし、俺に気を使うようなことがあれば、俺に気にしないでそのままやっちゃってよ」って小池さんと渡部に言ったら

小池さんは、あー、それは絶対にないって言ったんだ
だからテキサスは思ったよね。
「あー、それは絶対にないんだな」って。

そんで紅布着いてバンドは準備しててテキサスは別にやることがないから座ってボーッとして、アイツは最近、一時期なんで昼休みから帰ってくるといつも目が赤く腫れてたんだろうとか考えてたら、床に座って弦を張り替えてた小池さんが、急に、小さく、だが鋭く
いてっ、なんだよ、クソッ、あーっ、さんざんだ、みたいなこと言い出したからテキサスは
「どうしたの？」
ってきいたら、トゲが刺さったって言っうから見てみたら右手の薬指のツメと肉の間んとこに、ガッツリとトゲが刺さってたよね。それはトゲと呼ぶには余りにも巨大な、しかし木片と呼ぶには余りにも小さいく頼りない、そんぐらいのやつが刺さってたぜ

だからテキサスは渡部に言ったんだよ
「だいじょうぶかよ」
って。

そんでしばらくしていよいよリハーサルがはじまるぞって時に小池さんが、急に、小さく、だが鋭く、あいてっ、なんだコレ、なんだコレってしきりに言ってるからテキサスは
「どうしたの？」
って聞いたら、なんだかわかんねーけど、知らないうちに血が出てたって言うから、テキサス見てみたら、手の親指が切れて血が出てた。小さな傷だったから絆創膏はってすぐリハーサルしてたけど、それを受けたテキサスは、もはやこのテキサス、この歳になって気軽にロックがどーとか、こーとか吐き違えたりすることはないつもりだけど、なんだかしらねえけど小池さんはロックしてんなあと思った

だからテキサス、渡部に言ってやったんだよ。
「本番前にみんなで花園神社行っておはらいしたほうがいいんじゃねえか」って。

そんでまあ、神社は行かなくて普通にライブはじまったんだが、今のハナシはテキサスが勝手に笑い話にしてるだけだから、実はもっとなにか小池さんの身には災厄がふりかかってたかも知んないぜ。別に小池さんはいちいちなにがあったって報告してるわけじゃねえし。

もちろんチキンマスターズは気合い入れて素敵なライブやったよ。これも普通のハナシだよ

かっこよかったっす