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いやあ、楽しみだな衆議院選挙。
夏を楽しもうぜ
バリバリ票を投じようぜ
我々はなんか衆愚だけども、とにかく議員に決まった人にはバリバリでドカーンと任せちまおう。
それがなまじっか参政権を持っちゃってるような俺達みてーな情報弱者の衆愚が政治に貢献できる最善の姿勢だと思うぜ。
ドカーンとやってもらったほうが政治家の人達、ゼッテーいい仕事するぜ!
俺達が彼らに世論を気にさせてばかりじゃ、いい政治はできないよ
だから裏金とか別にいいじゃん。
特権階級なんだからさ、いい仕事してもらえりゃテキサスは文句ねえよ
マスコミのネガティブ・キャンペーンとかの扇動に乗せられてちゃダメだぜ
いや、やっぱ乗せられてもいいけどさ、中身の無い感情だけの政治不信だったら、そんなもん捨てちまえ。
政治家は国民が政治不信になったのは政治家が悪いからだ。なんて言うし、そう言うしかないだろうけど実際は違うぜ。
国民が政治不信に陥るのは、誰のせいでもないよ。
たぶん、もともと民主主義っつーシステム自体が政治不信ってもんを抱かせるようになってんだろう。
どんな状況にあったって不満を吐くのが人間だからよう
ウィンストン・チャーチルはたしか
「民主主義はサイアクの政治だが、それは民主主義以外の全ての政治体制を除けばって話だぜ?」
みたいなこと言ってたような気がするけど、民主主義なんてきっとそんなフィーリングなんだろうとテキサスも思う。
だからマニフェストなんか読まないし、以前からのマニフェストの公約達成率を自分で精査しないような衆愚のひとりであるテキサスこと愚テキサスは、とりあえずそうりだいじんの人とかにはめいいっぱいしごとをしてもらいたいから、おっぴろげでおうえんしまくるぜ
誰が総理になろうが俺達の首相だ。
テキサスは誰がなっても首相をおうえんするぜ。
ああ!
はやくおうえんしてえなあ!!
それはテキサスの気持ちのことだけど、テキサスはどんな気持ちかというと、例えば若いヤツらだったら免許取ったら親のクルマに友達と乗り込んでワイワイとどっか遊びに行ったり、カワイイあの娘を助手席に乗せたいとかっつって、クルマなんか遊びとかの為の純然たる「私」のツールのひとつなんだろうが、テキサスっくらいの大人で若い頃からクルマに興味がない人間になると、なんとなく「公」的な色彩も帯びてくる。
早く実用的にこの便利な乗り物を乗りこなせるようになって、早くなんらかの実利を挙げ収益を増やしたいと思う。
早いとこクルマに乗ることが出来る大人としてクルマに乗れなかった頃の自分より潤沢な利潤を生み出したいし、クルマに乗れる大人としてその殖えた利潤分もカッチリ確定申告した後、言い渡される税金を慎んで国家に奉納し、ガッチリ社会の歯車の一部となって他の社会人とのスクラムもより堅牢に、僕らが生きるこの社会をなんとかもり立てる為に頑張っていきたい。
だからテキサスは社会の歯車の一部として今、自分に何が出来るか考えた結果、同じく日夜労働に勤しみ、きちんと納税の義務を果たしているサラリーマンのキタヤマさんを秋葉原までクルマで迎えに行くことにしたぜ。
これなら一石二鳥だろ?
テキサスのクルマの運転の練習にもなるし、社会の一歯車として日々満員電車で損耗を重ねるキタヤマさんの慰撫にも繋がる。
そしてキタヤマさんの会社は確か蒲田だったような気がするが、待ち合わせ場所を秋葉原にしたのもテキサスの30代ならではの保守性の発露だぜ
蒲田なんかどーやって行ったらいいかまるでわかんねーよ
わかんないことは冒険しない
安全第一。オレは秋葉原止まりの男。
大人っつーのは余計な悩みなんか抱かないんだぜ。
そしてクルマの任意保険料が10代20代よりも安いのは伊達じゃないことを見せ付けてやるぜ!
その意気込みを胸に抱きながら、秋葉原駅の側の昭和通りのあたりにクルマを停車させて、キタヤマさんが来るまで30分待機した。
これでキタヤマさんも満員電車で擦り減ることもなく、明日からもきちんとお金を稼ぎ、その中からしかるべき額の税金を払い、社会の歯車としての役割を継続することが出来るだろう。
そしてテキサスはその時、キタヤマさんを運ぶ歯車そのものだったぜ!
そのあとがちょっと今思えば不可解で、テキサスに迎えに来られたハズのキタヤマさんにクルマの運転を変わってもらった。
キタヤマさんが腹が減ったということで、割と家から近いデニーズまでを運転してもらい、キタヤマさんは食事した。
さあ、食べて食べて!
たくさん食べて明日からもお互いに歯車として頑張ろう!
そんな感じの夜でした。
昨日は会社がある永福町まで行ってきた
都心は全然余裕がなかった
都心はっつーか、全部全然余裕がなかった
今日は夜に時間ができたから、ひとりで意味もなく実家の前まで行ってきたけど寄らず、家族に知らせるとかのアクションを起こすこともなく帰ってきた。
駐車場から車を出してどこ行こうかポワ〜ンと考えて、とりあえずまた都心方面の西に向かおうかと思い車を進めたが、しばらくしてやっぱ行ったことのない東に向かおうと思い千葉方面へターンした。
しばらく走ってたら不安になってきたので船橋と市川の境にある実家に入る道へ急ハンドルで突入
やっぱ人間は不安になるとママの後を追うんだろうか。
ウチの赤ん坊を見てると不安になるたんびに所持してる全能力を駆使して母親を求めてるもの。
だからテキサス、駐車場を出たときは目的地なんか決めてなくて自由気まま、気楽に夜のドライブ決め込んでたつもりだったけど、実はエンジンをかけた時から無意識に緊張と不安感が沸き起こっていて、進路を決定する時に
「とにかくお母さんの近くに行かなくちゃ。すなわちそれは実家」
みたいに無意識体内オート・ナビゲーション・システムが作動してたかもしれない。
ウチのクルマ燃費が悪いかもしれない
結構な勢いでメーターが減ってる気がするんだけどコレ大丈夫かよ。ふ、負担でけーんじゃねえの?
と、テキサスに新たな不安感が沸き上がるたびにマイ・カーは母親のもとへと引き寄せられる。
とにかく今日のドライブはテキサスひとりで出かけたんだが無理矢理余裕のフリをするために苦心した。
例えばアイ・ポットをカーステレオに繋げてとにかく無理矢理ゴキゲンなフリをした。
鼻歌を、とにかく鼻歌を無理矢理フフンとさせてみたり、とにかく吸いたくもないし吸う余裕もないタバコに火をつけ、まったく欲してない缶コーヒーを買ったりして、とにかく余裕ぶってみた。
コンビニに寄った際には、とにかくフラッとコンビニに寄りましたみたいなフリをするのが大変だった。
帰り道、道を間違えて松戸方面へ行く道路に入っちまったんだが、そんときはとにかく、予定通り松戸方面へ向かってるのがこのオレ、テキサスだぜという雰囲気作りに余念がなかったぜ。
でも楽しいね。
クルマ。
あのクルマってのはどーやって走らせてんだろう。
やっぱり母親を求めるパワーで走ってるんだろう。
この運河駅がある街を舞台に、かのファッキン・ヨシハルこと、つげ義春が一本作品を描いていたような気がします。
あ、でも記憶違いかも。
つげ義春はこの街を舞台にした作品は書いてないかもしれない。
つげ義春がこの街を舞台にした作品を描いたような描いてないナイような、そんな雰囲気がムンムンと立ち上るこの街をテキサスは歩いていました。
ふと耳もとからオーティスが流れてまいりました。
オーティス・レディングは歌っていたけど、その歌声は運河の街に溶けることはなく、場末の郊外で夏の太陽に照らされるアスファルトのヒビから浸入し染み渡ることもなく、線路の右手に広がる雑木林から醸し出ている神気を穿つワケでもなく、むしろ異常なまでに反撥していたような印象を受けました。
馴染まない時もある
馴染まない場所もある
異常なまでに、運河の街とオーティスとは反撥しあっていました
そういえば納車ってナニ?
車庫に格納するから納車?
とにかくマイ・カーを手に入れました
格納した感じ、思ってたより車体がでかかったんでビビりました
土曜の夜は車を置いてそのまま酒のんじゃったから、運転したくてウズウズしたけど寝たぜ
そんでいよいよ翌、日曜になって早速ドライビン!
今回助手を務めてもらうことになったベッチンは助手席に座って、後部席に妻と子供を乗せてサンデー・ドライバーどもが跋扈する街へと飛び出したぜ
あ、飛び出したと言っても安全かつ慎重に、比喩的な意味で飛び出したぜ!
蔵前橋通りをとりあえず西へ。
まずはカー用品の店へ行ってみようということで行ってみた。
そういえばテキサスは生まれて初めてカー用品の店に入った。助手のベッチンも初めてだと言うもんだから彼の助手スキルを疑ったぜ。
そんで店内に入ったはいいが、よくわかんねえ。
今、テキサスの車になにが必要かわかんねえ。
テキサスの車が、今なにを欲しているかわかんねえ。
とりあえず店内をゆっくり見渡して
「カーナビ、置いてある。ヨシ!」
「掃除用具とか置いてある。ヨシ!」
「ETCのヤツ、置いてある。ヨシ!」
みたいなノリでもって、一通りのモノが一通り置いてあるのを確認した後、一番安いドリンク・ホルダーを二個と一番安い、フロントガラスとかの雨をハジくなんかと、アメリカのお菓子みたいのを買って店を後にした。
店内に居る時に、マックス・オーバー・ヒート・オン・ザ・ギター・カサハラ夫妻から電話が来て遊びのお誘いを受けたのを幸い、車を所持して行動が軽妙になったのを体感するべく
「車買ったんでそっち行きますよ!」
と、カサハラ夫妻がいる錦糸町に向かう。
ずいぶん軽妙な具合でスルスルと錦糸町に到着し、カサハラ夫妻とその子供のジュネとテキサス家親子三人と、あと助手のベッチンの七人でお茶した。
そこでベッチンはビールを飲んでしまったのをテキサスは見て助手としての彼の気構えを疑う。
子供で遊んだりしながら楽しい時を過ごし、しばらくしてカサハラさん達とお別れ。
テキサスがお腹痛くなったりしても運転が変われなくなった助手のベッチンを助手席にウチラは小岩へと戻ることにした
…テキサスには夢があった。
車を買ったらやりたいこと。
具体的にイメージしてた。
車が無いときのテキサスはそのことで夢想ばかりしてた。
…車があったらな…
…車さえあったらな…
いつもそう思ってたぜ。
これを読んでる人の中には、テキサスのその夢になんか、ちょっと足を伸ばせばすぐ到達することが出来る人がいるかもしれない。
手を伸ばせばすぐに掴み取ることが出来る人も、中にはいるかもしれない。
でもテキサスは出来なかったぜ。
ちょっと手を伸ばせば掴み取ることなんて不可能だったぜ…
でもそんな昨日までのテキサスとはもうサヨナラだぜ!
もうオレには車があるんだ!
車があったらどこへでも行ける!
見渡す限りがオレの大地!
車を出して、ちょっと手を伸ばせばもう掴めちゃう!
もう掴めちゃう寿司を掴めちゃう!寿司を掴めちゃう!
ってことで、車を買ったらスシローに行くのがテキサスの夢だったんだ。
そして、テキサスはご近所の川井さんにも言って憚らなかったんだよ。
「車を買ったら、スシロー行こうよ」
ってさ。
だから、錦糸町から小岩に戻って川井さんを拾わなきゃいけない。
楽しみにしている人がいる。
テキサスは小岩に戻らなきゃいけない。
みんなでスシローに行かなきゃいけない。
どこにスシローあるかわからない。
でも行かなきゃいけない。
高鳴る鼓動を押さえながらオレは車の進路を東へとった。
ラジオからはドライブ・マイ・カーが流れてきた。
テキサスはドライブ・マイ・カーを口ずさみながら平井大橋を通過した
…そん時助手席のベッチンが
「あ、ドライブ・マイ・カーだ!」
って言ったからテキサスも
「…?…あー!ホントだドライブ・マイ・カーだ!」
って言って驚いたんだ。
なんで驚いたかってテキサスは気がついてなかったんだよ。
今、自分が自分のマイ・カーで運転する初めてのドライブで、その日に、なんと、ビートルズの『ドライブ・マイ・カー』がラジオから流れてきたっつーゴキゲンハッピーに!
運転する緊張からか、テキサスはただたんにラジオから知ってる曲が流れてきたから上の空でなんとなく口ずさんじゃってたぜ!
運転する緊張もあったけど、テキサスはひとつのことだけしか考えてなかったんだ
そう。
…スシローに行かなきゃ
…スシローに行かなきゃ
…スシローって『寿司郎』かな?
そのことばっか考えてたからドライブ・マイ・カーが上辺しかテキサスの中に入って来なかったのかもしれない。
だけどベッチンのナイスな助手アシストで、俺達はビートルズと一緒に江戸川区に戻ることが出来そうだ。
なんだか、ようやくハンドルを持つ手の力も抜けてきたぜ。
さあ、スシローを待つ川井さんが待つ小岩に戻ろう。